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SONY FE 40mm F2.5 Gレビュー|スマホと一緒に持ち歩くスナップレンズにかなり良い

気軽にスナップ写真を撮れる、小型軽量なレンズを探していました。
そこで購入したのが、SONYの「FE 40mm F2.5 G(SEL40F25G)」です。

結論からいうと、かなり良いです。

小さくて軽い。
40mmの画角も使いやすい。
しかも、F2.5で撮っても写真のすみまでかなりきれいに写ります。

背景を大きくぼかすことを最優先したレンズではありません。
しかし、カメラを気軽に持ち歩き、日常や旅行先でスナップ写真を撮るレンズとしては、ちょうどよいです。

特に、iPhoneとカメラを一緒に持ち歩きたい人におすすめです。

なぜ40mmのレンズを選んだのか

小型軽量なレンズなら、ほかにも選択肢はあります。
α7Cのキットレンズだった「FE 28-60mm F4-5.6」も、かなり小さくて軽いレンズです。
28mmから60mmまで、写る範囲を変えられるズームレンズなので便利です。
ただし、撮影前に縮んでいるレンズを回して、撮影できる状態まで伸ばす必要があります。

カメラを取り出す。
電源を入れる。
レンズを回して撮影できる状態にする。

ほんの少しの手間です。

しかし、目の前の瞬間をすぐに撮りたいスナップ撮影では、このひと手間が意外と気になります。
FE 40mm F2.5 Gなら、カメラの電源を入れればすぐに撮影できます。
散歩中に見つけたものを気軽に撮るなら、こちらのほうが快適です。

【画角の例】


26mmはiPhoneのメインカメラと写る範囲が似ている

小型レンズとしては、Viltroxの「AF 26mm F2.8 EVO」も気になりました。
かなり薄いパンケーキレンズなので、持ち運びやすさは魅力的です。
ただ、26mmは広い範囲が写るレンズです。
個人的には、少し使いこなすのが難しいと感じています。

広い範囲が写るため、撮りたいものだけでなく、周囲の物や人、看板なども入りやすくなります。
背景まで考えて写真を撮るのが上手な人なら、楽しく使えると思います。
しかし、あまり考えずに気軽に撮るレンズとしては、少し難しそうでした。

また、26mm前後はiPhoneの標準カメラと似た写り方になります。
iPhoneとカメラを一緒に持ち歩くなら、同じような範囲を撮れるレンズは必要ないと判断しました。

広い範囲の写真はiPhoneで撮ればよいです。
カメラには、iPhoneでは撮りにくい写真を担当してほしいです。


35mmも個人的には少し難しい

35mmも、街中のスナップ撮影では定番です。
ただ、個人的には35mmも少し背景が入りすぎると感じます。
街並みや室内の雰囲気まで一緒に撮りたい場合は、かなり使いやすいと思います。

一方で、料理や小物、人など、目の前にあるものをシンプルに撮りたいときは、周囲に余計なものが入りやすくなります。
自分が35mmを使うと、何を撮りたかったのか分かりにくい写真になりがちです。

単純に使いこなせていないだけかもしれません。
それでも、気軽に使うためのレンズなら、もう少し狭い範囲が写るレンズのほうが自分には合っていると感じました。


50mmはカフェで少し狭い

50mmは、初めての単焦点レンズとしてもよく選ばれる定番のレンズです。
単焦点レンズとは、ズームができない代わりに、小さくて明るい製品が多いレンズです。

50mmは撮りたいものを目立たせやすく、背景もぼかしやすいです。
人物や小物を撮るなら、かなり使いやすい画角です。

ただ、カフェやレストランで料理を撮ると、少し狭く感じます。
テーブルの向かい側に置かれた料理なら撮りやすいです。

しかし、自分の目の前にある料理を撮ろうとすると、カメラをかなり後ろへ引く必要があります。
場合によっては、席を立たないと料理全体が入りません。

料理が運ばれてくるたびに立ち上がって撮るのも、少し面倒です。


40mmは座ったまま料理を撮りやすい

40mmは、35mmと50mmのちょうど中間です。

35mmほど背景が入りすぎない。
50mmほど写る範囲が狭くない。

カフェで料理を撮ると、この違いがかなり大きいです。
席に座ったままでも、目の前の料理を普通に撮れます。
少しカメラを引けば、お皿や飲み物を含めたテーブル全体の雰囲気も残せます。
料理や小物へ近づけば、背景をぼかして、撮りたいものを目立たせることもできます。

40mmを使っていて、いちばん感じたのはこれです。
何も考えずに撮りやすい。

40mm F2.5Gで撮影

広角レンズのように背景を細かく確認(整理)しなくても、撮りたいものが分かりやすい写真になります。
50mmほど後ろへ下がる必要もありません。

自分にとっては、かなり使いやすい画角でした。

約173g。軽さは正義

FE 40mm F2.5 Gの重さは約173gです。
とにかく軽いです。

レンズを購入するときは、画質や背景のぼけやすさに目が行きます。
ただ、実際に使うと、重さはかなり重要です。
どれだけ画質がよくても、家に置いたままでは写真を撮れません。

大きなレンズを付けると、
「今日はカメラを持っていかなくてもよいかな」
と考えてしまうことがあります。

FE 40mm F2.5 Gなら、あまり悩まずに持っていけます。
専用のカメラバッグではなく、普段使っているバッグにも入れやすいです。
近所への散歩やカフェ、ちょっとした買い物にも持っていけます。
レンズが軽いことで、写真を撮る回数そのものが増えました。
やはり、軽さは正義です。


α7C IIとの組み合わせがかなり良い

FE 40mm F2.5 Gは、α7C IIとの相性がかなり良いです。
レンズが短いため、カメラへ装着しても前へ大きく飛び出しません。
カメラ全体の重さのバランスもよく、首や肩から下げてもレンズ側が重くなりにくいです。

見た目もよいです。
α7C IIのコンパクトなボディに、小型の金属製Gレンズがよく似合います。
いかにも「大きなカメラを持っています」という雰囲気にならないのもよいところです。
街中やカフェでも気軽に使えます。

左が40mmF2.5G 右が50mmF1.4GM

α7 Vに装着してもいい感じ

α7C IIに合うレンズという印象がありますが、α7 Vに装着しても違和感はありません。
ボディが大きいので、レンズがかなり小さく見えます。
ただ、α7 Vは持ち手の部分が大きいため、カメラをしっかり握れます。

持ち運びやすさではα7C IIが上ですが、撮影時の持ちやすさではα7 Vも快適です。
大きなボディに小さなレンズという組み合わせも、意外といい感じです。
高性能なカメラを、気軽なスナップカメラとして使いたいときにも合います。

左が28-60キットレンズ、右が40mmF2.5G

F2.5だけど、思ったより背景がぼける

このレンズのF値はF2.5です。
F値は、数字が小さいほど多くの光を取り込めて、背景もぼかしやすくなります。
単焦点レンズにはF1.4やF1.8の製品も多いため、F2.5は少し地味に見えるかもしれません。

ただ、実際に使うと思ったより背景がぼけます。
料理や花、小物などへ近づいて撮れば、背景を十分にぼかせます。
もちろん、F1.4のレンズのように背景が大きく溶けるわけではありません。

しかし、日常のスナップ写真なら、このくらいのぼけ方がちょうどよいです。
背景を完全に消すのではなく、その場所の雰囲気を少し残しながら、撮りたいものを目立たせられます。
F2.5だから背景がぼけない、ということはありませんでした。

フルサイズカメラとF2.5なら夜景も手持ちで撮れる

FE 40mm F2.5 Gは、夜の撮影にもかなり強いです。
以下の作例は、すべて三脚を使わずに手持ちで撮影しました。

タップで拡大します ISO4000 40mm F2.5 SS1/640 手持ち撮影
ISO100 40mm F2.5 SS1/13 手持ち撮影
ISO2500 40mm F8.0 SS 1/13 手持ち撮影

いかがでしょうか。

めちゃくちゃきれいじゃないですか??

フルサイズカメラは、スマートフォンやセンサーの小さなカメラと比べて、暗い場所でもきれいに撮りやすいという特徴があります。

フルサイズとは、カメラが光を受け取る部分が大きいカメラのことです。

暗い場所でも光をしっかり取り込めるため、夜景を撮ったときにノイズの少ないきれいな写真を残しやすくなります。

さらに、FE 40mm F2.5 GはF2.5なので、一般的なキットレンズよりも多くの光を取り込めます。
キットレンズでは三脚が必要になるような暗さでも、FE 40mm F2.5 Gなら手持ちで撮りやすいです。
もちろん、撮影する場所の明るさやカメラの設定によって結果は変わります。
それでも、旅行先や街中で三脚を持っていないときに、手持ちで夜景を撮れるのは大きなメリットです。

α7C IIやα7 Vには、手ぶれを抑える機能も搭載されています。
カメラをしっかり構えて撮れば、三脚を使わなくても、ここまできれいな夜景を撮影できました。
カメラに付属するキットレンズでも夜景は撮れます。
ただし、キットレンズはズームするほどF値が大きくなり、取り込める光が少なくなります。
そのため、手持ちで撮影すると写真にノイズが増えたり、手ぶれしやすくなったりします。
三脚を使って時間をかけて撮影すればきれいに撮れますが、散歩や旅行中に毎回三脚を立てるのは大変です。
FE 40mm F2.5 Gなら、大きくて重い高性能レンズや三脚を持ち歩かなくても、きれいな夜景を撮れます。

手持ち撮影

40mm F2.5、すごいじゃないですか。

昼間のお散歩やカフェだけでなく、旅行先の夜景や、仕事帰りの街中を撮るレンズとしてもかなり楽しめます。

※SONY純正レンズは他社製と比べ、ボディ内手ぶれ補正がかなり強化されるようです。連写を併用すると歩留上がります。


小さいのに写真のすみまできれいに写る

小型軽量レンズなので、画質は少しくらい妥協していると思っていました。

しかし、かなりきれいに写ります。

F2.5で撮影しても、写真の中央だけでなく、すみの部分まで(ピント合っていれば)細かく写ります。
小さいレンズだからといって、画質に手を抜いている感じがありません。
3300万画素のα7 Vへ装着しても、オーバースペックなくらい解像します。

料理や小物を撮ると、表面の質感までしっかり写ります。
風景を撮影した場合も、木や建物などの細かい部分まできれいに残せます。
小さくて軽いレンズでも、画質は妥協したくない人に向いています。

【写真全体】

【写真のすみの拡大】

画面の隅でも流れていない 夜の撮影なので暗くてごめんなさい

写真のすみでは玉ボケがレモン型になる

気になるところもあります。
F2.5で撮影すると、写真のすみにある玉ボケが、丸ではなくレモンのような形になることがあります。

いわゆる「レモンボケ」です。

イルミネーションや木漏れ日など、背景に小さな光がある場面では分かりやすいです。
写真の中央にある玉ボケは丸く写りますが、すみに近づくほど形がつぶれていきます。
ここは小型レンズなので仕方がないと思います。

写真のすみまで玉ボケを丸くするためには、レンズを大きくする必要があります。
そうすると、このレンズの魅力である小ささと軽さが失われます。
通常のスナップ写真では、それほど気になりません。
ただし、イルミネーションなどの玉ボケを重視して撮りたい人は、作例を確認しておいたほうがよいです。


小さいけれど操作しやすい

FE 40mm F2.5 Gは小型レンズですが、操作用のリングやスイッチがしっかり用意されています。
レンズ側のリングを回して、F値を変更できます。
オートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り替えるスイッチもあります。

オートフォーカスは、カメラが自動でピントを合わせる機能です。
マニュアルフォーカスは、自分でリングを回してピントを合わせます。
また、レンズ側のボタンには、よく使うカメラの機能を割り当てられます。
小型レンズでは、ボタンやスイッチが省略されている製品も多いです。
しかし、このレンズは小さくても、撮影中に必要な操作をレンズ側で行えます。

カメラ本体だけでもF値は変更できるため、なくても困らない機能かもしれません。
それでも、レンズ側のリングをカチカチと回してF値を変えるのは楽しいです。

小さいだけではなく、カメラらしい操作も楽しめるレンズです。


iPhoneとの2台持ちにかなり合う

FE 40mm F2.5 Gは、iPhoneとの2台持ちにかなり向いています。

最近のiPhoneは、明るい場所ならかなりきれいに撮れます。
広い範囲を記録するだけなら、スマートフォンで困ることは少なくなりました。
そのため、カメラを一緒に持ち歩くなら、iPhoneとは違う写真を撮りたいです。

・広い範囲の写真や、記録として残す写真はiPhoneで撮る。
・背景を自然にぼかしたい写真や、撮りたいものを目立たせたい写真はαで撮る。

この使い分けがかなり快適です。

FE 40mm F2.5 Gは小さいので、iPhoneと一緒に持ち歩いても荷物が増えた感じが少ないです。

スマートフォンでは少し物足りない。
でも、大きなレンズを持っていくほどではない。

そんな場面にちょうどよいレンズです。


クリエイティブルック「FL」との組み合わせがよい

最近は、カメラのクリエイティブルック「FL (フィルムシミュレーション)」を使って撮ることが多いです。

クリエイティブルックは、写真の色や明るさ、雰囲気をカメラ内で変更できる機能です。
スマートフォンのフィルターに近い機能と考えると分かりやすいと思います。

FLを選ぶと、少し落ち着いた色合いになり、何気ない街角やカフェでも雰囲気が出ます。

40mmの自然な写り方ともよく合います。

本格的に写真を仕上げるなら、RAWで撮影して一枚ずつ編集する方法があります。
RAWは、撮影後に明るさや色を細かく調整しやすい保存形式です。

ただ、散歩中に気軽に撮った写真を、すべてパソコンやスマートフォンで編集するのはしんどいです。
撮影枚数が増えるほど、帰宅後の作業も増えます。せっかく気軽に撮ったのに、写真の編集で疲れてしまうのも少し違います。

そのため、自分はRAWとJPEG、またはRAWとHEIFを同時に保存しています。

・基本的には、クリエイティブルックを反映した撮影直後の写真を使う。
・かなり気に入った写真だけ、RAWデータから色や明るさを調整する。

この使い方が、自分にはかなり合っていました。

撮影も気軽。
写真の整理も気軽。
必要なときだけ、あとからじっくり編集できる。

お手軽なスナップ撮影では、この流れがかなりよいです。

【クリエイティブルックFL3の作例】


FE 40mm F2.5 Gが苦手な撮影

かなり使いやすいレンズですが、苦手な撮影もあります。

背景を大きくぼかした人物撮影

F2.5なので、F1.4やF1.8のレンズほど背景は大きくぼけません。

人物だけを浮き上がらせ、背景をほとんど分からなくしたい場合は、もっとF値が小さい50mmや85mmのレンズが向いています。

FE 40mm F2.5 Gでも人物は撮れます。

ただし、背景を大きくぼかすことを最優先したレンズではありません。

暗い場所で動いている人や動物を撮る

夜景や、動かないものはF2.5でもかなりきれいに撮れます。

カメラの手ぶれ補正を使えば、三脚なしで撮影できる場面も多いです。
一方で、夜の街を歩いている人や、暗い室内で動いている子ども、ペットなどを撮る場合は少し難しくなります。

動いているものをぶれずに撮るには、短い時間で撮影する必要があります。
その場合は、F1.4やF1.8など、F値がさらに小さいレンズのほうが有利です。

FE 40mm F2.5 Gが夜の撮影に弱いわけではありません。
夜景や夜のスナップには十分使えますが、暗い場所で素早く動くものを撮るなら、より明るいレンズのほうが撮りやすいです。

丸い玉ボケを重視する撮影

写真のすみでは、玉ボケがレモン型になります。

イルミネーション撮影などで、写真全体に丸い玉ボケを並べたい人には向かないかもしれません。
通常のスナップ写真では大きな問題ではありません。

ただし、玉ボケの形を重視する人は、購入前に作例を確認したほうがよいと思います。

FE 40mm F2.5 Gをおすすめできる人

FE 40mm F2.5 Gは、次のような人に向いています。

  • α7Cシリーズに合う小型レンズを探している人
  • 散歩や旅行へ気軽にカメラを持っていきたい人
  • 35mmでは背景が入りすぎると感じる人
  • 50mmではカフェの料理を撮りにくいと感じる人
  • iPhoneとカメラを一緒に持ち歩きたい人
  • 昼だけでなく、夜の街や旅行先の夜景も撮りたい人
  • 背景の大きなぼけより、軽さと画質のバランスを重視する人

特に、

「スマートフォンだけでは少し物足りない。でも、大きなカメラやレンズを持ち歩くのはしんどい」
という人には、かなり合うと思います。


まとめ:スマホと一緒に持ち歩くお散歩レンズにかなり良い

FE 40mm F2.5 Gは、数字だけを見ると派手なレンズではありません。

F1.4のように明るいわけではなく、ズームもできません。

写真のすみでは、玉ボケがレモン型になります。

ただ、40mmという使いやすい画角、小型軽量な本体、F2.5からのきれいな画質が、かなりうまくまとまっています。

35mmでは背景が入りすぎる。
50mmでは少し狭い。

その間にある40mmは、日常のスナップやカフェでの料理撮影にかなり使いやすいです。
フルサイズカメラとF2.5の組み合わせにより、夜の撮影にも強いです。
キットレンズでは三脚が必要になるような暗さでも、手持ちで撮りやすくなります。
昼間の散歩だけでなく、旅行先の夜景や、仕事帰りの街中まで気軽に撮影できます。

何より、カメラを持ち出すハードルが下がります。

高性能なレンズつけて家に置いておくより、小さなレンズを付けて実際に撮影へ出かけるほうが、残せる写真は増えます。

広い範囲の写真はiPhoneで撮る。

自然な背景のぼけや、スマートフォンとは違う雰囲気を残したい写真はFE 40mm F2.5 Gで撮る。

純正レンズなのでそこそこ値は張りますが、スマートフォンと一緒に持ち歩く、お散歩用のレンズとしてかなりおすすめです。

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