2026年7月31日発売のSONYの新しい高倍率ズームコンデジ(別名ネオ一眼)、RX10Vを触ってきました。
ソニーストア大阪で実機体験の予約が始まったので、予約初日の2026年7月11日に行ってきました。

結論からいうと、RX10Vはかなり良いです。
24mmから600mmまでを1台で撮れて、静止画だけでなく動画も強い。
子どもの運動会、旅行、登山に持っていくカメラとして、かなりちょうどよさそうでした。
もちろん、フルサイズ+望遠レンズの画質には届きません。
ただ、あの重い望遠レンズセットを持ち歩かなくてよいことを考えると、RX10 Vはかなりアリだと思います。
操作感はα7 Vに近い
触った第一印象は、思っていたより「α」でした。

操作感はα7 Vに近いです。
高倍率コンデジを触っているというより、最近のαシリーズに大きなズームレンズが付いている感覚。
普段からSONYのミラーレスを使っている人なら、あまり戸惑わずに使えそうです。
ボディはコンパクトとは言えません。
でも、600mmまで使えるカメラとして考えると、かなり小さいです。
いわゆる便利ズームでも28-300mm程度しかありませんし、600mmF4のレンズはレンズ単体で3Kgもあります。フルサイズに600mm級のF6あたりの望遠レンズを付けても、2〜3kgはすぐに超えます。
RX10Vなら、その重さと大きさをかなり減らせます。
AFの動作はα7C IIに近い印象
AFの動作は、個人的にはα7C IIに近いと感じました。
店頭でα7 VとRX10 Vを並べて、AFの追従を比較してみました。
RX10 VのAFで特に困りそうな場面は、短時間触った限りではありませんでした。
【α7 V(左)とRX10V(右)のAF比較動画】

※比較動画では、α7 Vが35mm、RX10 Vが24mmです。画角がそろっていません。ごめんなさい。
α7 Vと同じ速度・追従性能とまでは言いません。
ただ、運動会や旅行で人を追う、通りがかりの鳥を撮る、といった用途なら問題なさそうです。
RAWならISO6400もかなりきれい
店頭でRAWも撮影しようと思っていたのですが、完全に忘れました。
そのため、海外サイトに掲載されていたRX10 VのRAWデータをダウンロードして、現像できるか試してみました。
RAWが公開されているサイトはこちら:https://www.dpreview.com/sample-galleries/sony-rx10-v-review-samples/
2026年7月11日時点では、Lightroom ClassicはRX10 VのRAWにまだ対応していませんでした。発売前なので、これは仕方ないです。
そのままでは読み込めなかったため、Adobe DNG ConverterでDNGに変換してからLightroom Classicへ読み込みました。
変換後は、AIノイズ除去も問題なく動作しました。
ISO1600以上では、たしかにノイズは目立ちます。
ここは1インチセンサーらしい部分です。
でも、RAWを現像すると印象が変わります。
ISO6400のデータでも、AIノイズ除去を使えばかなりきれいに仕上がりました。
もちろん、被写体や露出次第ではあります。
それでも「高感度は使えない」と切り捨てるほどではありません。
暗所や高感度ISOでRX10Vを使うなら、個人的にはRAW撮影がおすすめです。
600mmでも手ぶれ補正はいい感じ
600mmまで伸ばしてみましたが、手ぶれ補正はかなりいい感じに効いていました。
600mmは、少し手が動くだけでも画面が大きく揺れます。
それでも、被写体をフレームに入れておくことは十分できそうでした。
明るい屋外なら、手持ちでも普通に使えそうです。
望遠が必要な場面では、レンズを交換せずにそのまま600mmまで行けるのがやはり便利。
運動会で遠くにいる子どもを撮るとき、かなり助かると思います。
動画もかなり強い。最強のビデオカメラかも?
RX10Vは、動画もかなり良さそうでした。
撮影したMP4ファイルにジャイロデータが記録されていて、あとからジャイロ手ぶれ補正をかけることができます。
実際に試したところ、後がけのジャイロ手ぶれ補正も問題なく動作しました。

光学ズームで24mmから600mmまで撮れて、AFも使えて、さらにあとからジャイロデータによる高精度な手ぶれ補正までできる。
これは、かなり強いです。
下手なハンディカムより使いやすいかもしれません。
※下の動画はGyroflow1.6.3で補正
S-Log3でのログ撮影も可能です。
実際に撮影してみましたが、かなりきれいでした。
※上の動画はS-Log3収録後、Lutを当てていません。色が薄くてすみません
フルサイズ機のように暗所まで万能ではないと思います。
でも、昼間の屋外で望遠動画を撮るなら、かなり面白いカメラです。
子どもの運動会にかなり良さそう
RX10 Vを触っていて、いちばん思ったのはこれです。
子どもの運動会にかなり良さそう。
運動会では、広く会場を撮りたいときもあれば、離れた場所にいる子どもを大きく撮りたいときもあります。
写真も動画も撮りたいです。
RX10 Vなら、レンズ交換なしで24mmから600mmまで対応できます。
静止画だけでなく動画も強いので、1台で完結しやすいです。
もちろん、フルサイズに望遠レンズを付けたほうが画質は良いです。
でも、かなり大きくて目立ちます。
RX10 Vも小型カメラではありません。
それでも、フルサイズ+超望遠レンズと比べると圧倒的に気軽です。
「ちゃんと撮りたい。でも、望遠レンズセットを持ち出すのはしんどい」
そんな人にちょうどよさそうです。
RX10 Vが苦手そうな用途
万能に見えるRX10 Vですが、苦手そうな用途もあります。
室内スポーツ
暗い体育館でのスポーツ撮影は、少し厳しそうです。
動きを止めるには、シャッタースピードを1/800秒以上にしたい場面があります。
ただ、ISO感度を低く保ちながらそのシャッタースピードを確保するのは難しそうです。
また、メカシャッターは1/1000秒未満での使用が推奨とのこと。
より速いシャッタースピードで電子シャッターを使う場合、照明によってはフリッカーの縞が出るかもしれません。
明るい屋外スポーツならよさそうです。
室内スポーツをメインに撮るなら、もっと大きいセンサーのカメラのほうが安心だと思います。
ガチの鳥撮影
600mmまであるので、鳥は普通に撮れます。
ただ、シャッターを押す前の瞬間までさかのぼって記録するプリキャプチャー機能はありません。
飛び立つ瞬間などを本気で狙うなら、プリキャプチャー対応のカメラのほうが有利です。
RX10 Vは、散歩中や旅行中に見つけた鳥を気軽に撮る用途に向いていると思います。
RX10 Vをおすすめできる人
RX10 Vは、こんな人に向いていそうです。
- 2〜3kgの望遠レンズセットを持ち歩くのがきつい人
- 山登りやハイキングにカメラを持っていく人
- 旅行用のカメラを1台にまとめたい人
- 通りがかりに見つけた鳥を気軽に撮りたい人
- 静止画も動画も1台で済ませたい人
- 一眼カメラのサブ機を探している人
- 高倍率ズームが使える、画質のよいビデオカメラを探している人
- カジュアルなマクロ撮影をしたい人
特に「フルサイズの望遠セットは重すぎる。でも、望遠を諦めたくない」という人にはかなり刺さると思います。
100mmあたりまでと600mm側では、被写体にかなり寄れます。
花や小物などを撮る、カジュアルなマクロ用途も楽しそうです。
おすすめアクセサリーは72mmの保護フィルター
RX10 Vを買うなら、72mmのレンズ保護フィルターは一緒に付けたいです。
RX10 Vはレンズ一体型カメラです。
レンズに傷が付いても、レンズだけを気軽に交換することはできません。
※反射率0.1%の高性能フィルター
旅行や登山、運動会に持ち出すなら、保護フィルターを付けておくと安心です。
まとめ:望遠をもっと気軽にしたい人にはかなり良さそう
RX10 Vは、単なる高倍率コンデジではありませんでした。
操作感は最近のαシリーズに近く、AFも短時間試した限りでは問題なし。
24mmから600mmまでのズーム、手ぶれ補正、RAW現像、S-Log3、ジャイロ手ぶれ補正まで使えます。
高感度はフルサイズほどの余裕はありません。
でも、RAW現像とAIノイズ除去を使えば、ISO6400でもかなりきれいに仕上げられました。
室内スポーツや、本気の鳥撮影には向かないかもしれません。
それでも、旅行、登山、運動会、日常の写真と動画を1台で撮りたい人にはかなり魅力的です。
フルサイズの望遠レンズセットを持ち歩くのがつらくなってきた人は、一度触ってみるとよいと思います。
実際に旅行に持って行ったレビューもあります







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