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SONY RX10 V実写レビュー|24-600mmが驚くほどシャープ。東京旅行で1日使ってみた

SONYのレンズ一体型カメラ「RX10 V」を購入しました。
結論からいうと、かなり良いです。
24mmの広角から、600mmの超望遠まで撮れる。
しかも、ズーム全域で想像していたよりもかなりシャープです。

今回は、RX10 Vだけを持って東京を1日撮り歩きました。
朝の浅草。
東京スカイツリー。
秋葉原。
駅のホームを走る電車。
夜の池袋や東京駅。
1日で1,000枚以上撮影しましたが、旅行用カメラとしてかなり使いやすかったです。

この記事は、旧モデルのRX10 IVとの比較ではありません。
普段はフルサイズカメラのα7 Vを使っている自分が、RX10 Vを実際に1日使った感想を紹介します。

低ISO感度での画質。
600mmで撮った写真。
夜景のノイズ。
重さやバッテリー持ち。

使って気になったところも、作例と一緒に紹介します。


  1. RX10 Vを購入した理由
  2. RX10 Vの主なスペック
  3. RX10 Vだけを持って東京旅行へ
  4. 遠くの電光掲示板も望遠レンズなら読める
  5. 600mmで撮るサンライズは迫力がすごい
  6. 東京の駅ホームから電車を撮影
  7. 朝7時の浅草を撮影
  8. 浅草から東京スカイツリーを撮影
  9. SUKE6 DINERでカフェ撮影
  10. 電車の質感がしっかり写る
  11. スカイツリーを24mmから600mmまで撮り比べ
  12. スカイツリーの展望台では双眼鏡代わりになる
  13. 広角で撮ってもかなり鮮明
  14. 望遠の圧縮効果で秋葉原らしい写真に
  15. 聖橋で突然訪れたシャッターチャンス
  16. 逆光でも普通の旅行写真なら問題なさそう
  17. 600mmだと隣の駅も射程距離
  18. テーブルフォトも普通に撮れる
  19. 1.0型センサーでも夜景はかなりきれい
  20. 望遠なら背景も十分ぼける
  21. 盆踊りのような暗いイベントも撮れる
  22. 街撮りその2
  23. 雨上がりの東京駅をローアングルで撮影
  24. 24mmから600mmまで撮れるのが楽しい
  25. スマートフォンと焦点距離が被りにくい
  26. バッテリー持ちは問題なし
  27. α7 Vのサブ機としてかなり使いやすい
  28. 最高約30コマ/秒の連写がすごい
  29. FL2とFL3の撮って出しがよい
  30. プリ撮影機能は欲しかった
  31. Lightroom Classicが圧縮RAWへ正式対応していない(対応しました)
  32. JPEGの画質は少し好みが分かれそう
  33. 4軸マルチアングルモニターではない
  34. ズームリングの反応を「クイック」にする
  35. RAW+JPEGで撮影する
  36. 長さを調節できるカメラストラップ
  37. 低反射の72mmレンズフィルター
  38. 普通の撮影ならV60のSDカードでも十分
    1. この記事の写真のExif情報について
  39. 関連記事

RX10 Vを購入した理由

RX10 Vは、発売前にソニーストアで触っていました。
そのときの印象がかなり良かったので、発売後に購入しました。
ただし、ショップは暗い屋内です。
店内で試し撮りをすると、どうしてもISO感度が高くなります。

そのため、
「明るい場所では、どのくらいきれいに写るのか」
「600mmまでズームしても、本当にシャープなのか」
という部分までは、よく分かりませんでした。

RX10 Vの購入を考えている人も、低ISO感度で撮影した作例を見たいのではないでしょうか。
そこで今回は、RX10 Vだけを持って東京へ行ってきました。


RX10 Vの主なスペック

RX10 Vは、2026年7月31日に発売されたレンズ一体型カメラです。
主なスペックは次のとおりです。

項目内容
センサー有効最大約2,010万画素の1.0型積層型センサー
レンズ24~600mm相当
F値F2.4~F4
光学ズーム25倍
連写AF・AE追随で最高約30コマ/秒
動画4K 120p、10bit 4:2:2
バッテリーNP-FZ100 (α7Vと同じ)
重さバッテリー・SDカード込み約1,111g
フィルター径72mm

24mmから600mmまでを、レンズ交換なしで撮影できます。
24mmは、風景や建物を広く撮りやすい画角です。
600mmは、肉眼では小さくしか見えない遠くの被写体を、大きく撮れる超望遠です。
このカメラ1台で、旅行中に使いそうな焦点距離をほぼカバーできます。

レンズはF2.4からF4です。
F値は、数字が小さいほど多くの光を取り込めます。
600mmまでズームしてもF4なので、高倍率ズームレンズとしてはかなり明るいです。


RX10 Vだけを持って東京旅行へ

今回は、大阪から東京まで寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」で移動しました。
東京へ持っていったスチルカメラは、RX10 Vだけです。
交換レンズはありません。
専用の望遠レンズもありません。

RX10 Vを首から下げて、朝から夜まで歩きました。
本体の重さは約1,111gです。
カメラ単体として考えると、ものすごく軽いわけではありません。
ただ、24mmから600mmまでをフルサイズカメラで撮ろうとすると、複数のレンズが必要になります。

カメラ。
標準ズーム。
望遠レンズ。
場合によっては超望遠レンズ。

すべて持ち歩くと、かなりの重さになります。

24mmから600mmまで撮れる機材一式として考えると、RX10 Vはかなり身軽です。

1日首から掛けて歩きましたが、自分はまったく問題ありませんでした。


遠くの電光掲示板も望遠レンズなら読める

サンライズを待っている間に、駅のホームを撮影しました。

遠くにある電光掲示板へ向けてズームします。
肉眼では文字が読みにくい距離でも、ズームするとかなり大きく見えます。
双眼鏡代わりになります。

暗いホームなので、画質にはあまり期待していませんでした。
しかし、撮った写真を確認すると、文字やホームの細かな部分までかなりシャープです。

最初の数枚から、

「思っていたより、めちゃくちゃ写るな」

と驚きました。


600mmで撮るサンライズは迫力がすごい

サンライズがホームへ入ってくるところを、望遠で撮影しました。
いかがでしょうか。
めちゃくちゃ迫力がありませんか??
望遠で撮影すると、遠くにあるもの同士が近づいて見えます。
これを圧縮効果といいます。

車両が重なって見えるため、サンライズがこちらへ迫ってくるような写真になりました。
これが600mmまでズームできるカメラの楽しさです。

焦点距離やシャッタースピードなどは、写真の右下に記載しています。
詳しい撮影設定は、そちらをご覧ください。

今回は、サンライズのシングルルームを利用しました。
部屋からの眺めは、以下の動画で紹介しています。

タイムラプス動画は、Osmo Pocket 4Pで撮影しました。

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東京の駅ホームから電車を撮影

東京へ到着してから、駅のホームで電車を撮影しました。

600mmまでズームすると、電車が画面いっぱいに迫ってきます。
すごい迫力です。
こんなに小さなレンズで、ここまで圧縮効果のある写真が撮れるのは凄い。

車体の金属感や塗装の質感もしっかり写っています。
スマートフォンとは、一味違う写真です。


朝7時の浅草を撮影

東京観光といえば、浅草です。

今回は朝7時ごろに訪れました。
昼間と比べると観光客が少なく、かなり撮影しやすかったです。

RX10 Vは600mmの超望遠が注目されます。
しかし、50mmから150mmくらいの中望遠もかなりきれいです。

中望遠とは、広角と超望遠の中間くらいの焦点距離です。
建物の一部や人物、小物などを切り取りやすく、背景も少し整理できます。

浅草寺の細かな装飾や、看板の文字までしっかり写りました。
シャープで気持ちのよい写りです。


浅草から東京スカイツリーを撮影

浅草から東京スカイツリーも撮影しました。

ただし、この日は水蒸気がかなり多く、遠くにはモヤがかかっていました。

少し残念です。

超望遠で遠くのものを撮影すると、レンズの性能だけではなく、空気の状態も画質へ影響します。
夏の暑い日には、地面や建物から上がる熱で空気が揺れます。
遠くの被写体が、ゆらゆらと歪んで見えることがあります。
晴れているからといって、必ずクッキリ写るわけではありません。

空気まで写ります。
超望遠撮影の難しいところです。


SUKE6 DINERでカフェ撮影

朝8時から営業している「SUKE6 DINER」へ行きました。

8時10分ごろに到着しましたが、すでに10人くらいが順番を待っていました。
人気ですね。
店内はかなりおしゃれです。
カフェでは、広角で店内全体を撮ることが多いと思います。

ただ、少し離れた場所から望遠で照明や家具を切り取ると、また違った写真になります。

室内で望遠を使う。
新たな境地が開けます。

24mmから600mmまであると、同じ場所でもかなり多くの撮り方を試せます。


電車の質感がしっかり写る

こちらも駅のホームから撮影しました。

車体の細かな汚れ。
金属の反射。
塗装の質感。
かなりしっかり写っています。

明るい屋外で撮影する限り、1.0型センサーだから画質が悪いと感じることはほとんどありませんでした。

スマートフォンでも電車の記録写真は撮れます。
ただ、望遠で車体の一部を切り取った写真は、スマートフォンではなかなか撮れません。

カメラを持ってきた意味がある写真になります。


スカイツリーを24mmから600mmまで撮り比べ

東京スカイツリーの下から、広角端の24mmから超望遠端の600mmまで撮影しました。

24mmでは、スカイツリー全体をダイナミックに撮れます。
少しズームすると、特徴的な構造だけを切り取れます。
600mmまでズームすると、肉眼ではよく見えない細かな部分まで大きく写ります。

どの焦点距離もかなりシャープです。
高倍率ズームレンズなので、望遠端では画質が落ちると思っていました。

しかし、普通にきれいです。
こんなのが片手で撮れてよいのでしょうか。
レンズ交換も必要ありません。

撮っていて、かなり楽しいです。


スカイツリーの展望台では双眼鏡代わりになる

スカイツリーの展望台からも撮影しました。
展望台では、ガラス越しに撮ることになります。

ガラスの汚れ。
室内の映り込み。
ガラスへ向ける角度。
さらに、8月の高い気温による空気の揺らぎもあります。

そのため、すべての写真がクッキリ写るわけではありません。
撮る場所によって、写りにもムラがありました。

ここはご愛嬌です。
それでも、600mmまでズームすると、遠くの建物や電車までかなり大きく見えます。

望遠の力はすごいです。
フルサイズカメラへ600mmの望遠レンズを付けて持ち込むと、かなり目立ちます。
レンズも大きいです。

RX10 Vなら、周りの観光客に溶け込めます。
普通の観光客のように歩きながら、600mmを使える。

ここはかなり良いところです。


広角で撮ってもかなり鮮明

続いて秋葉原へ行きました。

まずは広角で撮影します。
目が覚めるような鮮明さです。

いいですね。

RX10 Vは、望遠だけがきれいなカメラではありません。
広角側もかなりシャープです。

建物。
看板。
電線。
細かな文字。

街中にある細かなものが、しっかり残ります。


望遠の圧縮効果で秋葉原らしい写真に

少し離れた場所から、望遠でも撮影しました。
看板や建物が重なり、秋葉原らしい密度の高い写真になります。

広角で街全体を撮る。
そのままズームして、気になる看板だけを切り取る。

こうした撮影がサクッとできます。
レンズ交換式カメラでも同じ写真は撮れます。
ただ、レンズを交換している間に、撮りたい気持ちが少し冷めることがあります。

RX10 Vなら、ズームリングを回すだけです。
この手軽さはかなり大きいです。


聖橋で突然訪れたシャッターチャンス

秋葉原から10分ほど歩いて、御茶ノ水の聖橋へ行きました。

聖橋の周辺には複数の線路があります。
タイミングが合うと、何本もの電車を同時に撮影できるようです。

橋に着くと、人だかりができていました。
何かあるのかな。
そう思ってRX10 Vを取り出すと、複数の電車がほぼ同時に走ってきました。

急いでズームして撮影します。
間に合いました。

望遠レンズ付きのフルサイズカメラをバッグから取り出していたら、シャッターチャンスを逃していたと思います。

RX10 Vなら、すぐに撮れます。
電源を入れて、ズームするだけです。
撮りたい瞬間に間に合う。

画質やスペックだけでは分かりにくい、RX10 Vの大きなメリットです。


逆光でも普通の旅行写真なら問題なさそう

逆光の場面も撮影しました。

逆光とは、太陽や強い光がカメラの正面にある状態です。

空が明るいため、建物や人物が暗くなりやすい撮影条件です。
1.0型センサーなので、フルサイズカメラとまったく同じとはいきません。

ただ、普通の旅行写真を撮る範囲なら、明るい部分と暗い部分の両方がそれなりに残っています。
RAWで撮影しておけば、暗く写った部分をあとから少し明るくできます。

あと、便利ズームではありがちな、パープルフリンジが全然無いところにも注目。交換レンズでいうGMクラスの性能。


600mmだと隣の駅も射程距離

また駅のホームから撮影しました。

600mmまでズームすると、隣の駅も射程距離に入ります。

えぐいです。

ただし、この日の最高気温は36℃を超えていました。
遠くの被写体を撮ると、熱で空気が揺れています。
写真を見ると、少しモヤモヤしています。

これはピントが合っていないのではありません。
レンズの画質が悪いわけでもありません。
カメラと被写体の間にある空気が揺れているためです。

被写体との距離が近くなると、一気にシャープになります。

600mmでも、細かな文字や車体の質感まできれいに写ります。

気持ちのよい写りです。


テーブルフォトも普通に撮れる

夕食は、池袋にあるローストビーフ丼のお店へ行きました。

RX10 Vは超望遠カメラという印象があります。

しかし、広角側ではレンズ先端から約3cmまで被写体へ近づけます。

そのため、料理の撮影も普通にできます。
座ったまま、目の前の料理を撮れました。

望遠だけではなく、

風景。
建物。
電車。
料理。
花。
夜景。

旅行中に撮りたいものを、ほぼ全部撮れます。

万能便利ズーム機です。


1.0型センサーでも夜景はかなりきれい

1.0型センサーは、夜の撮影に弱いといわれることがあります。

実際の写りはどうでしょうか。
いかがでしょうか。
かなりきれいじゃないですか??

池袋の繁華街くらいの明るさがあれば、まったく問題ありませんでした。
看板や街灯の光があるため、カメラも十分に光を取り込めます。

RAWで撮影し、Lightroomでノイズを調整しています。
その効果もありますが、ノイズはほとんど気になりません。

もちろん、フルサイズカメラと比べると、非常に暗い場所では差が出ます。
暗く写った部分を大きく明るくすると、1.0型センサーのほうがノイズは増えやすいです。

それでも、旅行先の繁華街やイルミネーションを撮るなら、必要以上に心配しなくてもよいと思います。

RX10 V、夜も普通に撮れます。


望遠なら背景も十分ぼける

池袋の花壇に咲いていた花を撮影しました。

望遠側で撮影すると、背景がかなりぼけます。
1.0型センサーなので、フルサイズカメラほど大きくぼけるわけではありません。
ただ、花や小物を目立たせるには十分です。

背景にある光は、丸い玉ボケになります。
写真のすみに近づくと、玉ボケが少し欠けて、レモンのような形になります。

いわゆる「レモンボケ」です。
これは故障ではありません。
レンズの内部で光が少し遮られるために起こります。

写真のすみまで玉ボケを完全な丸にするには、レンズをかなり大きくする必要があります。
そうすると、RX10 Vの持ち運びやすさがなくなります。
通常の旅行写真なら、それほど気になりません。

個人的には十分です。


盆踊りのような暗いイベントも撮れる

サンシャインシティでは、盆踊り大会が行われていました。
そこそこ暗い場所です。
ただ、RX10 VのレンズはF2.4からF4です。
高倍率ズームとしては明るいため、思っていたより余裕で撮れました。

600mmまでズームしても、手ぶれ補正がしっかり効きます。

600mmでは、少し手を動かしただけでも画面が大きく揺れます。

それでも、ファインダーをのぞき、カメラをしっかり構えると、かなり安定します。
超望遠域までズームしても、クリアでシャープです。

手ぶれ補正、かなり効いていますね。


街撮りその2

東京のいたるところで、ちいかわのイベントが行われていました。

夜景のサンプルとして撮影します。
明るい看板や照明がある場所では、色もきれいに残ります。
細かな部分もかなりシャープです。

夜の街を歩きながら、
広角で街全体を撮る。
望遠で看板やキャラクターを切り取る。

この使い方がかなり楽しいです。


雨上がりの東京駅をローアングルで撮影

最後は東京駅で撮影しました。

少し前まで雨が降っていたようで、地面に水たまりが残っていました。
カメラを低い位置へ構え、水面に映る東京駅を入れて撮影します。

こうしたローアングル撮影では、チルトモニターが便利です。
チルトモニターは、画面を上や下へ傾けられる機能です。
地面の近くへカメラを置いても、しゃがみ込まずに画面を確認できます。

チルトモニター、助かる。

横方向には開きませんが、写真撮影では上下チルトだけでも十分使いやすかったです。


RX10 Vを1日使って感じた良いところ

24mmから600mmまで撮れるのが楽しい

RX10 Vの一番よいところは、24mmから600mmまでを常に持ち歩けることです。

広角で建物を撮る。
少しズームして、街中の看板を撮る。
600mmで遠くを走る電車を撮る。

すべて同じカメラで撮影できます。
レンズ交換は必要ありません。

歩いているだけで、次々と撮りたいものが見つかります。
望遠撮影って、こんなに楽しかったのでしょうか。


スマートフォンと焦点距離が被りにくい

最近のスマートフォンは、明るい場所ならかなりきれいに撮れます。

広い範囲を記録するだけなら、スマートフォンで困ることは少なくなりました。
そのため、カメラを一緒に持ち歩くなら、スマートフォンとは違う写真を撮りたいです。

広角の記録写真はスマートフォン。
遠くの電車や建物、花などはRX10 V。

この使い分けがかなり快適でした。

スマートフォンでは少し物足りない。
しかし、大きな望遠レンズを持っていくのはしんどい。

そんな場面にちょうどよいカメラです。


バッテリー持ちは問題なし

今回は電子シャッターを中心に使い、1,000枚以上撮影しました。

それでもバッテリーは残っており、まだ撮影できる状態でした。
RX10 Vは、αシリーズでも使われている大容量バッテリー「NP-FZ100」を採用しています。

ソニーの公称撮影枚数は、液晶モニター使用時で約630枚です。
撮影方法によってバッテリーの減り方は変わります。

動画を長時間撮ると、もっと早く減ります。
ただ、旅行で写真を中心に撮るなら、バッテリー1本でもかなり安心できそうです。
スマホ用モバイルバッテリーでも充電できるので、一緒に持っていくと安心ですね。

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α7 Vのサブ機としてかなり使いやすい

普段はα7 Vを使っています。

RX10 Vは、現在のαシリーズとメニューや操作方法がかなり似ています。
そのため、ほとんど迷わず使えました。

ボタンの感触。
ファインダーの見え方。
AFの設定。
クリエイティブルック。

使っている感覚は、かなりαに近いです。

メインカメラはα7 V。
旅行や望遠撮影ではRX10 V。

この組み合わせはかなり良いと思います。


最高約30コマ/秒の連写がすごい

RX10 Vは、AFと明るさを追い続けながら、最高約30コマ/秒で連写できます。

1秒間に約30枚です。
すごいです。

今回は、動く被写体として主に電車を撮影しました。
電車が理想的な位置へ来た瞬間を、あとから選びやすくなります。

AFについても、電車を撮影した範囲では特に問題ありませんでした。
近づいてくる電車にも、普通にピントが合います。

野鳥。
飛行機。
スポーツ。
子どもの運動会。

動く被写体を撮るときには、かなり便利そうです。


FL2とFL3の撮って出しがよい

クリエイティブルックのFL2とFL3も使ってみました。

クリエイティブルックは、カメラの中で写真の色や雰囲気を変更する機能です。
スマートフォンのフィルターに近い機能と考えると、分かりやすいと思います。

FL2は富士フィルムライクな少し落ち着いた色になります。
FL3はSNS映えするグレーディング。街中やカフェの写真と、かなり相性がよいです。

すべての写真をRAW現像するのはしんどいです。
旅行で1,000枚撮影すると、帰宅後の編集だけで疲れてしまいます。

基本的には、FL2やFL3を反映した撮って出しを使う。
かなり気に入った写真だけ、RAWから編集する。

この使い方がよさそうです。


RX10 Vの気になったところ

プリ撮影機能は欲しかった

野鳥を撮影するなら、プリ撮影機能が欲しかったです。
プリ撮影とは、シャッターを押す少し前から写真を記録しておく機能です。

鳥が飛び立ってから人間が反応すると、シャッターを押すころには画面の外へ出ていることがあります。
プリ撮影があれば、その直前の写真を残せます。
今回のような旅行や鉄道撮影では、特に必要ありませんでした。

ただ、野鳥を中心に撮りたい人は、気になるところだと思います。


Lightroom Classicが圧縮RAWへ正式対応していない(対応しました)

2026年8月5日のアップデートでLightroom Classicでの直接読み込みに対応しました

2026年8月4日現在、Adobe Camera Raw 18.4.1では、RX10 VのRAWファイルが暫定的にサポートされています。

ただし、Adobeの対応表では、LightroomとLightroom Classicの最低対応バージョンがまだ記載されていません。

自分の環境では、圧縮RAWをLightroom Classicへ直接読み込めませんでした。

そのため、現在はAdobe DNG Converterを使っています。
まず、RX10 VのRAWファイルをDNGへ変換する。
そのあと、Lightroom Classicへ読み込む。

少し面倒です。

新しいカメラなので仕方がありません。
そのうち正式対応すると思いますが、購入直後にRAW現像する人は注意が必要です。

※対応状況はアップデートで変わる可能性があります。最新情報はAdobe公式サイトをご確認ください。


JPEGの画質は少し好みが分かれそう

個人的には、標準設定のJPEGは好みと違いました。
細かな部分の処理やシャープネスが、少し強く感じる場面があります。
さらに、細部が塗りつぶされて、塗り絵調になります。

ネットで見かけるベタっとしたRX10 Vの写真は恐らくJPEG撮って出しなんだろうな と思って見ています。

RX10 V本来の画質を確認したいなら、RAWでの撮影がおすすめです。
RAWは、撮影後に明るさや色、ノイズなどを細かく調整しやすい保存形式です。
作例を見ていていただくとわかると思いますが、Lightroom Classic等を使用してノイズ除去すると、
カラーノイズが劇的に改善します。

ただし、すべてRAWで仕上げるのは大変です。
RAWとJPEGを同時に保存しておき、

普段はJPEG。
気に入った写真だけRAW現像。

この使い方がよいと思います。

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4軸マルチアングルモニターではない

RX10 Vのモニターは、上下へ動くチルト式です。
α7 Vのような4軸マルチアングルモニターではありません。
購入前は、ここがかなり気になっていました。

ただ、実際に使うと、写真撮影ではチルトだけでも十分でした。
RX10 Vはレンズが長いため、自撮りで使うことはあまりありません。

また、望遠撮影ではレンズの光軸とモニターの位置がずれると、被写体を追いにくくなります。
横へ開くバリアングルモニターより、レンズの真後ろに画面があるチルト式のほうが撮りやすい場面もあります。
使う前は4軸モニターがよいと思っていました。

しかし、使ったあとの正直な感想は、
バリアングルではなく、チルトでよかったです。


RX10 Vを購入したら変更したい設定

ズームリングの反応を「クイック」にする

RX10 Vを購入したら、ズームリングの設定を確認したほうがよいです。

反応を「クイック」にすると、ズームリングを回したときに焦点距離が素早く変わります。
遠くの被写体を見つけたときに、すぐ600mmまでズームできます。

RX10 Vは、ズームとフォーカスに使える2つのレンズリングを搭載しています。
写真撮影が中心なら、ズーム操作を速くしておくとかなり快適です。


RAW+JPEGで撮影する

画質を重視するなら、RAWで撮影したほうがよいです。
ただし、すべてRAW現像するのは大変です。

そのため、RAW+JPEGがおすすめです。
すぐにスマートフォンへ転送したい写真はJPEG。

しっかり仕上げたい写真はRAW。
この使い分けが便利です。


RX10 Vと一緒に購入したアクセサリー

長さを調節できるカメラストラップ

RX10 Vには純正ストラップが付属しています。
ただ、旅行で1日持ち歩くなら、長さを簡単に調節できるストラップがおすすめです。

移動中は少し短くする。
撮影するときは少し長くする。
体の前へ回したり、背中側へ動かしたりしやすくなります。

今回使ったストラップは、以下の製品です。

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低反射の72mmレンズフィルター

RX10 Vのフィルター径は72mmです。
レンズを傷から守るため、保護フィルターを付ける人も多いと思います。
ただし、超望遠カメラではフィルターの品質に注意が必要です。

性能の低いフィルターを付けると、600mm付近の写真が少しぼやけることがあります。
逆光では、光の反射やゴーストも増えやすくなります。

ゴーストとは、強い光がレンズ内で反射し、写真に光の丸や線が写る現象です。
できるだけ反射率が低いフィルターがおすすめです。

今回の作例では、以下のフィルターを付けて撮影しました。
作例を見て、画質に問題がないと感じた人にはおすすめです。

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K&F CONCEPT 72mm UVフィルター レンズ保護フィルター レンズ保護 | 0.1%超低反射率 高透過率 28層コーティング 光学ガラス 撥水 撥油 キズ防止 Nano-Xcel FV705がスカイライト・UVフィルターストアで…

普通の撮影ならV60のSDカードでも十分

野鳥撮影などで長時間連写をしないなら、V60のSDカードでも十分だと思います。

V60やV90は、SDカードが一定の速度でデータを書き込めることを示す規格です。
数字が大きいV90のほうが高速ですが、価格も高くなります。

RX10 Vでは、最大280MbpsのXAVC HS 4KやXAVC S 4KにはV60以上、600MbpsのXAVC S-I 4KにはV90以上のSDカードが必要です。

写真を単写や短い連写で撮る。
一般的な4K動画を撮る。
この使い方なら、価格の安いV60カードを選んで問題ないです。

最高約30コマ/秒で長時間連写する人や、XAVC S-I 4Kで撮影する人は、V90がおすすめです。
今回の撮影では下のリンクの安い方(V60)を使用しました。

【V60のSDカード】

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【V90のSDカード】

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RX10 Vをおすすめできる人

RX10 Vは、次のような人に向いています。

  • 旅行へ交換レンズを何本も持っていきたくない人
  • 24mmから600mmまでを1台で撮影したい人
  • 電車や飛行機、野鳥を撮りたい人
  • スマートフォンとは違う望遠写真を撮りたい人
  • フルサイズカメラのサブ機を探している人
  • レンズ交換をせず、すぐに撮影したい人
  • 昼だけでなく、夜の街も撮影したい人
  • 画質と持ち運びやすさのバランスを重視する人

特に、

「スマートフォンだけでは少し物足りない。でも、フルサイズ用の大きな望遠レンズを持ち歩くのはしんどい」

という人には、かなり合うと思います。


まとめ:RX10 Vは望遠撮影が楽しくなる万能旅行カメラ

RX10 Vを東京旅行で1日使いました。
結論として、かなり良いです。

24mmから600mmまで撮れる。
望遠端でもかなりシャープ。

明るい場所なら、1.0型センサーであることをあまり意識しません。
夜の繁華街も、RAW現像を使えば十分きれいに撮れます。

バッテリー持ちも問題ありませんでした。
何より、撮影が楽しいです。

広角で街並みを撮る。
次の瞬間には、遠くを走る電車を600mmで撮る。
料理も撮る。
花も撮る。
夜景も撮る。

すべて同じカメラで撮影できます。

フルサイズカメラのほうが、絶対的な画質は上です。
大きく背景をぼかしたり、非常に暗い場所で撮影したりするなら、フルサイズが有利です。

しかし、重い望遠レンズを家へ置いてきたら、その写真は撮れません。
RX10 Vなら、24mmから600mmまでをいつでも使えます。

撮りたい瞬間にカメラを構えられる。

これは、スペック表だけでは分からない大きなメリットです。

軽さは正義。
望遠は楽しい。

RX10 V、すごいじゃないですか。

旅行。
鉄道。
飛行機。
野鳥。
運動会。

1台でいろいろ撮りたい人に、かなりおすすめです。

【RX10 V本体・ポイントが付いてお得になることもあります】

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